コンサルタントの選び方

コンサルタントとは?

コンサルタントといっても世の中にはいろいろな種類のコンサルタントがたくさんいます。その中からご自身(の課題)に合ったコンサルタントを見つけるのは大変かもしれません。

コンサルタントとは、コンサルティングをする人のことをいいます。コンサルティングとは、「企業(まれに行政など公共機関)などのクライアントに対して、専門知識を活用するなどし、客観的に現状業務を観察して現象を認識、問題点を指摘し、原因を分析し、対策案を示して企業の発展を助ける業務を行うことである。または、その業務そのものを指す。」(wikiより)といわれています。

しかし、となると、ほとんどの企業はコンサルティングをしている、ということになりますね(保険コンサルタントを代表に)。これと一般に言うコンサルタントとの違いは、相談にお金をとるかとらないかの部分です。保険コンサルタントは保険を売るのが目的で、相談を受けるのが仕事の目的ではありません。

コンサルタントの仕事は、端的に言うと、相談の対価をもらう仕事です。相談を受けるのが仕事、であるのが専門業たるコンサルタントです。

コンサルティングの種類とコンサルタント

コンサルティングは大きく分けると3つ、

①経営コンサルティング(M&A、企業再生、組織再編、新事業開発など)

②業務コンサルティング(財務、人事、労務、法務、マーケティングなど)

③業種コンサルティング(旅館業、飲食業、運輸業、製造業など)

に分類できます。なので、これらコンサルティングを行う人がコンサルタントとなります。旅館コンサルティングをやる人なら旅館コンサルタントですね。

さて、ではどのコンサルタントに相談するか、というところですが、相談したい内容が、例えば財務!ということで決まっていれば、財務コンサルタントに相談すべき、となります。あるいはもう少し全体も見てもらいたい、と考えるのであれば経営コンサルタントで財務にも明るい方にお話しを伺ったほうがよいでしょう。

メーカーで工場の生産性を上げたい、という課題があれば、生産技術コンサルさんに相談することになりますし、飲食業で売上を伸ばしたい、というのが依頼内容なら、飲食業のコンサルティングをやっている方に会うべきです。

経営課題を見つけて欲しい、とりあえず一緒に考えて欲しい、道筋を見つけて欲しい、というような、まだ問題の核心をつかんでいないような場合は、個別業務のコンサルタントではなく、総合的に見てくれる経営コンサルタントに相談した方が良いです。個別業務のコンサルタントさんは当該業務の専門家ではありますが、他の分野には疎い場合もあり、相談者がかえって混乱してしまう場合も多いからです。

相性も大事。

相談するコンサルタントさんを何人か見つけることができたら、とりあえずお話しを伺ってみましょう。相談料はかかりますが、かかったなりのお話しは聞けるはずです。また、最近は初回相談のみ無料で行ってくれるコンサルタントさんも多いのでその点は気楽ですね。

やはり会って話をしてみないと、自分に合っているかどうかわかりません。いざ契約となれば、数か月から数年の付き合いになります。いくらノウハウが合って使えそうでも、馬が合わなければ一緒に仕事をするのは難しいものです。とりあえず会って、話して、自分に合った、一緒にやっていきたいと思うようなコンサルタントさんを見つけ出すことが大切です。

今はインターネットでさまざまな情報が容易に手に入ります。コンサルタントさんの情報もたくさんインターネット上から取得することができます(むしろインターネット上で見つからない方が難しいほど)。

ぜひ、腕のいい、自分にあったコンサルタントさんを見つけ出してください。きっと貴社業績向上に知恵を絞ってくださると思います。